使い方/FAQ
下記よりリキテックスに関するFAQ(よくある質問とその回答)を"Filter by topic"よりトピックごとにご覧いただけます。
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通常アクリル絵具の寿命は3年程度となっております。 水分が出て来たのはチューブの中で顔料とアクリル樹脂が分離してしまったためとなります。 絵具自体が硬くなっていたり、異常に粘った感じになっていなければ、メディウムと水を少し加えることで使用可能となります。 -
リキテックスのレギュラータイプとガッシュ・アクリリック プラスの違いですが、レギュラータイプには透明色、半透明色、不透明色があり、仕上がりは半ツヤ状態になります。ガッシュ・アクリリック プラスは不透明が多く(一部、半透明色もあります)、仕上がりはツヤ消しとなります。 ガッシュ・アクリリック プラスは平塗りをムラなく塗る為に開発された絵具で、フラットな画面やイラストレーションに向いています。 レギュラータイプとガッシュ・アクリリック プラスの併用は問題ありません。 レギュラーとガッシュ・アクリリック プラスの混色も問題はありませんが、お互いの長所を消してしまうという点ではお勧めはできません。 -
リキテックス プライムもレギュラータイプ以上の高級顔料を使用しております。 耐光性記号が「I」の色(ほとんどの色ですが)を選んで使用していただければ、屋外で使用しても問題ありません。 -
リキテックス プライムの粘度はレギュラータイプに近い粘度ですが、レギュラータイプよりもやや、やわらかめになります。 ペインティングメディウムを加えると、リキテックス プライムの透明樹脂を使用した特徴が損なわれてしまうので、使用しない事を推奨いたします。 -
リキテックス リキッドは既存の絵具を薄めた物ではなく、元々粘度の低いアクリリック ポリマー エマルジョン(アクリル樹脂)で作られています。 水で薄める必要がないため、ソフトタイプやレギュラータイプを水で薄めた時よりも強い発色となります。 -
ジェッソ及びカラージェッソを絵具として使用する事に問題はありません。 またジェッソとガッシュ・アクリリック プラスを混ぜて使用する事にも問題はありません。 各種のメディウムを混ぜて使用する事も特に問題はありませんが、例えばグロスポリマーメディウムをガッシュ・アクリリック プラスに混ぜて使用した場合、ガッシュ独特のツヤ消しの特徴が損なわれてしまいます。 ご自身の仕上げのイメージに合った物を試していただき、ご使用いただければと思います。 -
リキテックス レギュラータイプ/ソフトタイプの中で一番濃い黒はマースブラックとなります。 マースブラックにごく少量のフタロシアニンブルーを混ぜると、より深みのある黒に見えるようになります。 ただし好みもありますので、必ず試してから使用して下さい。 -
時間が経ってゲル化したアクリル絵具は、使用時に水を混ぜて練り直せば使えることもあります。 しかしゲル化が進んだ物は、そのようにしても表面の滑らかさが失われて、ざらざらした仕上がりになってしまいます。 そうなってしまった絵具は残念ですが廃棄することをお薦めします。 ボトルに水を入れて混ぜると、水が腐敗する恐れがありますので、その方法はお薦めいたしません。 なお、ゲル化した絵具でも乾いてからひび割れや剥落等の問題が起こることはありません。 -
膠の上にもアクリル絵具は載せることができます。 ただし膠は水で溶ける性質を持っていますので、作業は手早くする必要があります。 あまり時間をかけると膠が溶けてきて、きれいな仕上がりにならなくなる恐れがありますのでご注意ください。 -
アクリル絵具のメディウムと膠はどちらも水性なので、混ぜることは不可能ではありません。 しかしながら、混ぜることで双方の特徴を殺してしまうので、混ぜて使用することは推奨いたしません。 アクリルのメディウムに比べて、膠は粘性が弱いので定着力は少し劣りますが、アクリルの上に定着させることは出来ます。 逆に膠の上にアクリルは、乾燥する迄に膠が溶けてしまわなければ、定着に問題はありません。 -
手順としては、 まず荒いサンドペーパーで全体をこすり、表面に傷を付けます。 その上からジェッソを塗り、 乾燥後アクリル絵具で絵を描きます。 数日乾かした後にグロスバーニッシュを塗り、 更に数日乾燥させてからソリューバー・グロス バーニッシュをかけます。 おそらくはこれで十分な強度が得られることとなります。 -
アイボリーブラックの方がやや温かみのある色味です。 特にホワイトと混ぜるとアイボリーブラックの方は暖色系のグレーに、マースブラックの方は寒色系のグレーになります。 また、色の効きはマースブラックの方が強いので、ある色に同じ量を混ぜると、マースブラックの方がより黒っぽい色になります。 -
リキテックス レギュラー/ソフト タイプ における、3原色は以下となります。 キナクリドン クリムソン、イエローミディアムアゾ、フタロシアニンブルー -
フィキサチーフは大抵の場合、樹脂(伝統的な処方では松やに)をアルコールで希釈してあります。 それ自体が強い耐水性を持つ物ではありませんので、アクリル絵具を弾くようなことはありません。 極端に厚くかけたりしなければ、上からアクリル絵具で描画しても問題ありません。 -
アクリル絵具を水のみで薄めて使用するのは、使用方法によっては定着力に問題が発生する場合があります。 紙など水を吸いやすい基底材であればほとんど問題ありません。 麻のキャンバスなどの場合、水で薄めすぎると後で重ね塗りした時に絵具が取れてしまうことがあります。 キャンバスなどに描く場合は、極端に水で薄めないこと、薄めるときは適宜メディウムを混ぜることを推奨いたします。 -
ご指摘いただきました点は、全ての水性アクリル絵具に共通する欠点となりますが、その欠点を根本から取り除いた「リキテックス プライム」という製品がございます。 透明な樹脂を使用しているために、濡れている時と乾燥した時の色の差がきわめて小さい、画期的なアクリル絵具です。 -
ホワイトについては、現在油絵具でもチタニウムとジンク以外の、鉛白を使用した物(シルバーホワイトなど)は、人体に有害なので製造されなくなっています。(ヨーロッパでは缶入の一部を除きすでに発売中止になっています。) また、鉛白は水性の絵具には適していないこともあり、アクリル絵具としては存在しておりません。 油絵具や水彩絵具の白が種類が多く見えるのは、チタニウムとジンクを混ぜて中間の性質の色を作っているのと、乾燥度を早めるなど性質を変化させた物があるためとなり、基本的にはチタニウムとジンクの2種類が主になっております。 ガッシュ・アクリリック プラスやジェッソとの併用はツヤが変化する事を除けば問題ありません。 -
リキテックスのブライトゴールドを額縁に使用する事は問題ありません。 アクリル絵具のメタリック色はやや透明度があるので、2回以上塗る事をお薦めいたします。 また、仕上げにソリューバー・グロスバーニッシュを塗っておくと、塗膜がじょうぶになりますのでそれをお薦めいたします。 -
アクリル絵具で描いた衣料は、ドライクリーニングは避けた方が無難となります。(ホワイトガソリンなど溶解力の強い有機溶剤が使用される可能性があるからとなります。) アクリル絵具が完全に乾燥後の衣料であれば、Phの影響は受けないので、家庭用に市販されている洗剤であれば使用できます。(お薦めは中性洗剤となります。) アルコールは、乾燥後のアクリル絵具も溶解しますので、こぼした場合は絵柄が溶けてしまいます。 -
リキテックスとの併用は問題ありませんが、混色については使用している樹脂が異なるため、推奨しておりません。 (他メーカーのアクリル絵具との混色と同様の扱いとなります。混ぜた時に問題が起きなければ乾燥後に問題が起こることはありません。)